よこやま通信No.239
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に1時間に5回以上、さらに1回10秒以上呼吸が止まる、または弱まるという疾患です。国内の患者数は300万人以上ともいわれている非常にポピュラーな病気ですが、適切な治療を受けている人は少なく、放置すると心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなります。
睡眠時無呼吸症候群の中で多くを占める閉塞型は、睡眠中に気道が狭くなることが原因で起こります。起きている時、気道は筋肉によって支えられていますが、就寝中はのどの筋肉の緊張がゆるむため、舌の位置が下がって気道が狭くなり、呼吸が止まってしまうのです。
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狭くなった気道は、空気の通り抜けるときに抵抗が生じて音が出るので、いびきも生じます。いびきをかく人すべてが睡眠時無呼吸症候群というわけではありませんが、家族にいびきを指摘されたことのある人は、一度専門医のもとで検査をしてみるとよいでしょう。
睡眠時無呼吸症候群の治療は、就寝中に鼻に装具をつけて酸素を送り込むCPAP(シーパップ)という方法が一般的です。最近ではCPAPを使用できない、もしくは続けられない人のために、舌下神経電気刺激療法という治療も保険適用になりました。このような治療法は専門医に相談するのがおすすめです。
寝ている間に口呼吸になっている人は、睡眠時に気道が狭くなりやすく、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。
そこで、口呼吸を改善する方法を紹介します。これは、いびきが気になる人にも有効です。ただ鼻づまりの人は窒息の恐れがあるので口にばんそうこうやマスクはしないでくださいね。
〈口呼吸&いびき対策〉
①口だけマスク
口呼吸をすると舌の位置が下がって気道が狭くなります。普段から口呼吸をしている人は鼻呼吸に切り替えましょう。口の部分だけをマスクで覆って眠ると、自然と鼻呼吸がしやすくなります。
②口にばんそうこう
唇と直角になるようにばんそうこうや医療用テープなどを貼って寝ると、鼻呼吸をしやすくなるだけでなく、口の中の乾燥も防げます。ただし、窒息しないよう、唇の真ん中だけに貼ってください。
③枕の高さを調整
仰向けの姿勢で寝ると舌の位置が下がりやすくなるため、横向きで寝るのがベターです。枕が高すぎると横向きになりにくいので、横向きで安定できる高さのものに変えましょう。

























