よこやま通信 NO.219
象牙質知覚過敏症
「冷たいもので歯が痛い・・・」のは象牙質知覚過敏症が原因かもしれません。
歯肉退縮により象牙質が露出し象牙細菅が刺激されることにより起こります。
メカニズム
<象牙細管内液の外向き移動によって、象牙質痛が発生する>
象牙質表面に加えられた刺激は、象牙質に存在する細かい管(象牙細管)内に存在する液体(象牙細管内液)を動かすことで、痛みを発生させる。したがって、象牙質痛は刺激によってのみ発生する「誘発痛」である。
歯肉退縮の原因
<オーバーブラッシング>
・歯ブラシを手のひらで握っている→ペングリップへ変更しましょう
・歯ブラシを動かすストロークが大きい→小刻みに動かしましょう
・同じ部位ばかり長時間磨いている→鏡を見ながら磨きましょう
<外傷性咬合>
・早期接触が認められる→咬合調整が必要です
・くいしばりや歯ぎしりをしている→夜間マウスピースを入れる
<非う蝕性歯頚部歯質欠損>
・咬合荷重に起因するくさび状欠損→欠損部を修復する
・異物との接触によって起きる歯質の喪失→オーバーブラッシングに気を付けましょう
<歯周治療による歯周ポケットの改善>
歯周基本治療により歯周ポケットが改善すると歯肉の退縮が認められることがあります
→知覚過敏用歯磨剤で鈍磨させる
→抑制剤を塗布する
「冷たいものがしみる・・・」にはいろいろな原因があります。
歯科を受診して治療しましょう!!
« よこやま通信 NO.218 | トップページ | よこやま通信 NO.220 »
コメント