よこやま通信 NO.214
副院長の玲です。今年の春は暖かくなる予報でしたので私の好物の山菜が例年よりも早く育つのではないかとワクワクして待っておりましたが、まだ農産物の直売所でも山菜を見かけておりません。どうやら予報よりも今年の春の気温が低くなったせいで、去年よりも山菜が遅れているようです。まぁ待っていればいいんですけども、食欲が先走ってしまう今日この頃です。精進がたりませんね。我慢しておきます。
タバコで歯周病が10年速く進行する!!
タバコで歯周病の進行を速めます。日本ヘルスケア歯科学会の実態調査で、人の初心患者さんの喫煙状況と歯周病の進行度を比較したところ、中等度・重症歯周病の方の割合が、30代の喫煙者と40代の非喫煙者では同じくらいとなったそうです。また、40代の喫煙者と50代の非喫煙者、50代の喫煙者と60代の非喫煙者でも近い割合でした。つまり、「タバコを吸っている人は吸っていない人より10年歯周病が速くなる」と言えます。歯周病を予防したいのなら、タバコをやめるのがいちばんの近道なのです。ちなみに加熱タバコも同様です。
虫歯になるのは甘いものをたくさん食べるから?
甘いものを控えているはずなのに、虫歯になってしまう。それは甘いものの「食べ方」に問題があるのかもしれません。飲食後、お口の中では細菌の生み出す酸や飲食物の酸により歯の成分が溶け出し(脱灰)、その後、時間をかけて唾液が成分を歯に戻していきます(再石灰化)。溶かす力が戻す力を上回る状態が長時間続くと、虫歯になっていきます。この時、甘いものの「量」以上に、食べる「頻度や時間」が問題となります。ひっきりなしに甘いものがお口にあると、唾液が歯を修復する時間が取れません。ですから、のどあめを絶えず舐めていたり、ドリンクをチビチビ飲んでいたりすると、虫歯になりやすいのです。
野菜ジュースやスポーツドリンクなど、ヘルシーなイメージのものにも砂糖は入っていますので注意しましょう。
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