よこやま通信 NO.212
厳しい寒さが続くこの頃、みなさまお元気でいらっしゃいますでしょうか。矯正担当の暁です。
インフルエンザや新型コロナ等、感染予防にいまだ気を抜けない毎日を送られているかと存じます。
被災された方々、関係者の皆様大変な状況だとは思いますが、なんとか凌いでいただきたいと思います。
遠方からではありますが、第一に心身の健康の回復をお祈りしております。
2月の通信は、よく相談の際に質問を受けます矯正治療中における痛みの有無についてです。
矯正歯科治療は、その開始時期により歯を動かす機構が変わります。
小児期での矯正治療は、成長期における顎骨の成長不足などが判明し、成長する余地があればその成長を促すような治療を行います。
歯列全体や顎骨周囲に力がかかるので口腔内部や外部から様々な圧迫感が生じます。
ついで、永久歯萌出後に行うⅡ期治療では、各歯に装置を取り付けワイヤーにて歯のガタガタや凸凹、スペースを埋めながら、きれいに配列していきます。
歯の移動の際、3次元的に力が加わるため、特に咬合時に痛みが生じることがあります。
もし痛みがある場合、痛みの発生から治まっていく経過は、皆さん同様に最初痛くて徐々に治まっていき 1週間以内には治まっていく、という感想が多いです。
しかしながら、痛みの度合いは個人差がかなりあります。最初にワイヤーが装着された時の痛みが一番大きかったと感じる方が多くみられました。
しかしながら、虫歯の痛みなどの生活に支障をきたす痛みではないようです。(患者様が我慢してくださっているのでしょうが....)
今月は、矯正治療の痛みに対して取り上げてみました。患者様の中には、痛みが出るならやっぱりやりたくないと思われるかもしれません。
しかしながら、今まで矯正治療された患者様で、痛みが原因で治療を途中で中止された方はほぼいません。
痛みが強い場合には、弱い痛み止めで収まることが多いため我慢せずに痛み止めを飲むことも勧めております。
また、わからないことなどあれば、スタッフにおたずねください。それでは失礼します。
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