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2023年12月16日 (土)

よこやま通信 NO.210

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毎年12月になると、

「年末年始に増加する高齢者の事故に注意しましょう!」と消費者庁からの注意喚起がさかんになります。

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その事故としてあげられるものの1つが、「餅による窒息事故」であり、高齢者だけでなく、食物の窒息事故は後を絶たないのが現状といえます。窒息による事故の件数がもっとも多いのは1月1日~3日で、もっとも少なかったのは6月であり、食文化としてお正月に食べる「餅」が要因であるだろうと報告されています。

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厚生労働省「令和3年度人口動態統計」の65歳以上の死因のうち「不慮の事故」は、がん、心疾患、脳血管疾患、肺炎に次ぐ高い割合を示し、年間で3万人を超える死亡者が報告されています。また、「不慮の事故」のうち、食物の誤嚥による窒息等を含めた「その他の不慮の窒息」による死亡者は約7,200人で、転倒、転落、浴槽内等での溺死による事故に次ぐ多さになっています。また、交通事故による死亡者数は年々減少している一方、窒息による不慮の事故の件数は消費者庁の啓発等により減少傾向にありますが、いまだ後を絶ちません。新型コロナウイルス感染症も5類感染症へと移行し、今年の年末年始はさらに帰省や会食の場面が増えることが予想されます。事故を未然に防ぎ、楽しく安全に食事をとるためにも注意していきましょう。

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〈餅による窒息事故を防ぐためのポイント〉

①餅は、小さく切り、食べやすい大きさにして下さい。

②飲み物や汁物などを飲み、喉を潤してから食べましょう。(ただし、よく噛まないうちに飲み物や汁物などで流し込むのは危険です。)

③一口の量は無理なく食べられる量にしましょう。

④ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。

⑤高齢者が餅を食べる際は、周りの方も食事の様子に注意を払いましょう。

 

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