よこやま通信 NO.209
健康体でいるために高めたい自己防衛システム「免疫力」
新型コロナウイルス感染症の流行で、免疫力という言葉を見聞きする機会が増えたかと思います。自覚症状が無くても、自宅にいることが多くなったり、外出時の行動が慎重になったりすることで、知らず知らずのうちに免疫力を低下させていたかもしれません。病気をしない健康的で強い体を作るには、体の免疫力を向上させることが大切です。
▼そもそも免疫とは?
免疫とはウイルスや細菌、微生物などから体を守って病気を防ぐ仕組みのことで、免疫が下がるということは、体を守る力が弱まるということなので病気にかかりやすくなってしまいます。
▼免疫が下がる原因
免疫がうまく働かない主な原因は生活習慣の乱れです。たとえば、食生活の偏りなどによって腸内環境が悪化し免疫の低下につながります。過度なダイエットも機能低下を起こす原因になるため、痩せすぎにも注意が必要です。
そのほか、喫煙やアルコールの過剰摂取、睡眠不足、運動不足、ストレス、加齢なども免疫力を低下させると言われています。加齢や病気の影響に自分の力で対処するのは難しいですが、日々の生活習慣など変えられる部分は意識してみてくださいね。
自然免疫:生まれつき体に備わっている仕組み
獲得免疫:異物に応じた攻撃方法を記憶する後天的な仕組み
↓攻撃
ウイルス・細菌
▼結局のところ、必要なのは「健康的な生活」そのもの
免疫機能が正常に働いている状態を保つためには「健康的な生活習慣を心がける!」です。実は「免疫力を上げる方法」ははっきりとは分かっていないみたいですが、病気を予防するためには、免疫機能が正常に働いている状態を保つことが重要です。
・免疫力を高める習慣:・適度な運動・ポジティブ思考・体を温める・食事・少量のアルコール
・免疫力を下げる習慣:・激しすぎる運動・睡眠不足・精神的ストレス・ネガティブ思考・不活動・昼夜逆転・過度のアルコール
少しでも疲れていると思ったら、無理せず早めに休むことで免疫機能が正常に働き、病気になる前にブレーキをかけられる場合もあります。いざというときに備えて日頃から体を本調子にキープしておくことが大切なのです。
体を温めることも免疫力を高めてくれます。体温が1℃下がると免疫力が30%下がり、逆に1℃上がると免疫力は一時的に5~6倍に上がると言われています。しかし、体温が上がるということはその分エネルギーを消費してしまうので、自分の体力を考えて無理し過ぎず、心地よく体を温めることが大切だそうです。
また、よく笑うことも免疫力を上げるのを手伝ってくれるみたいです。たくさん笑って病気をしない健康的で強い体をつくることができちゃいます。この機会に、ご自身の生活習慣を見直してみてくださいね。
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