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2023年10月19日 (木)

よこやま通信 NO.208

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保険で白い被せ物が出来る?

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従来、ある程度進行した虫歯は、保険治療ではほとんど金属にて修復するよう決められていました。しかし、2014年に先進医療から健康保険に導入された「CAD/CAM冠(キャドキャム冠)」という白い被せ物を患者様に提供する事が可能になりました。当初は第1、第2小臼歯のみに限られていましたが、近年では条件付きで1番奥の歯を除いて保険適用となります。歯質はプラスチックとセラミックを混ぜ合わせたハイブリットセラミックです。金属を使用しない為、銀歯に比べると見た目が良く金属アレルギーの患者様にも使用できます。加えて天然歯の硬さに近い為、対合歯への負担が少ないといった利点があります。

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しかしながら、プラスチックが含まれている為、徐々にすり減ったり割れたりすることがあります。自費セラミックの歯と比較すると審美性に劣り、変色する事もあります。他に銀歯などの被せ物に比べ、強度の観点から歯を削る量が多くなるケースもあります。被せ物の種類によってそれぞれメリット、デメリットがありますので、その特性をしっかりと理解し、かかりつけ医と相談して種類の選択をして下さい。

 

<注意点>

①保険の白いかぶせものが適さない方は?

a.食いしばりが強い方→咬合力によって、破折する恐れがあります。

b.部分入れ歯の金具が、かかる場合→力がかかるので破折する可能性が高くおすすめできません。

以上に当てはまる方で、銀歯のかぶせものがイヤな方は、強度の強い保険外の白いかぶせものをご検討ください。

 

②脱落することがある。

材料の性質上、セメントでくっつけても脱落することがあります。

外れたものを持ってきたらそのまま再装着出来る事が多いです。

 

ご予約はこちら TEL 086-222-5649

 

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