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2022年11月19日 (土)

よこやま通信 NO.197

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 11月8日はいい歯の日です。Tooth_ha_pikapika_20221109162801

そこで今回は虫歯のおはなし。

 

「虫歯になる4つの原因」

①細菌(虫歯菌):お口の中には300種類もの細菌がいると言われていますが、その中の虫歯菌と呼ばれる細菌が原因で虫歯は発生します。主な虫歯菌はミュータンス菌とラクトパチラス菌

②糖質:食べ物に含まれる糖質(特に砂糖)は、虫歯菌の大好物です。この糖質がエサとなって酸を作り、歯垢(プラーク)が作り出されます。

③時間:虫歯の原因となる糖分が長時間お口の中にあると虫歯はどんどん進行します。←ダラダラ食べが良くない理由はここにあります。食後に歯磨きをすることはもちろんですができない時はお口をゆすぐだけでも予防に有効です。

④歯の質:歯がつくられる時の環境の違いなどで個人差はありますが、歯の硬さや唾液の力によって虫歯になりやすい人がいます。次に説明しますが唾液の存在はとても大きく歯の再石灰化に必要です。

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次に虫歯の進行について

飲食をすると、その直後から虫歯菌が糖分を栄養にして酸を作り、歯垢(プラーク)が酸性になります。この時エナメル質(歯の表面)の内側からカルシウムやリンが溶け出していく「脱灰」反応が起きます。その後30分ほどで、唾液の働きにより酸が中和され、カルシウムなどのミネラル成分がエナメル質内に戻ってくる。これを「再石灰化」といいます。この脱灰と再石灰化のバランスがうまくとれている限り虫歯は発生しませんが、糖分を口にする回数が多すぎたり、歯垢(プラーク)がたくさん沈着していると、このバランスが崩れ、歯の質の弱い部分から虫歯が進行していきます。他にも理由はありますが虫歯になりにくい方は、このバランスがうまく保たれているんです。

 

再石灰化とは

お口の中で常に起きている現象で、脱灰から歯を守る「唾液」の自然治癒のメカニズムです。

 

虫歯を予防するには

★糖質の多い飲食物を控え(シュガーコントロール)

★歯磨きで歯垢(プラーク)を取り除き(プラークコントロール)

★フッ化物(フッ素)を使って歯を強く(歯質強化)

 

 

 

 

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