よこやま通信 NO.196
どうも副院長のあきらです。
今年は、いつまでたっても暑かったですね。
秋らしく涼しくなってきたら、登山やキャンプやゴルフなど密に
ならないところには行きたいですが、コロナ禍でどれも人気に
なってしまったので、予約など取り辛くなっているので、なかなか
希望通りにはいかないですね。
結局、お家で筋トレや近所のお散歩などでストレス発散しております。
もっと自由に旅行など行ける日が早く来て欲しいですね。
≪スポーツ好きの方に起きがちな、虫歯・酸蝕症≫
~ジョギングやジム、部活やクラブで汗を流す
スポーツ男子&女子のみなさんにアドバイス~
アスリートの歯科検診をしていると、なかでも訴えの多いのが
「知覚過敏」です。
一見きれいで良い歯なのに、シミて困っているという相談をよく
受けます。こうした方の歯を子細に診察すると見つかるのが、ヒビ
割れや咬耗(削れた歯)です。
歯のヒビや咬耗は、過敏な力=「歯ぎしり、食いしばり」によるもの
が多く、よくよく問診してみると、「歯ぎしりの癖がある」
「ウエイトトレーニングに励んでいる」など、かなりの負担が
かかっていることが伺われます。
歯の咬耗は目立つので、「ここからシミている」と特定できれば、
コート材や充填剤で対処しやすいのですが、問題は歯のヒビです。
ヒビは目立たず、虫歯と違ってレントゲンに写りにくいので、
ひたすら観察して探すしか手がありません。
見えない所(例:歯と歯の間、詰め物の下など)にヒビが隠れて
いたりすると、それを突き止める為に、歯に光を当ててみたり、
マイクロスコープで観察したり、詰め物、被せ物を外してみないと
分からないこともあります。
歯にかかる過剰な力の主たる原因は、就寝中の歯ぎしり、そして
日中に無意識で行っている噛みしめですが、ジムなどで鍛えている方
の場合、これにウエイトトレーニングの食いしばりが加わります。
ここ数年、コロナ禍で競技が出来ない中、筋トレの時間を増やして
いるスポーツ好きの方は多いと思います。
歯を守る為、ぜひともこうした方たちに使っていただきたいのが、
筋トレ中の「マウスガード」そして就寝中の「ナイトガード」
です。スポーツ中に使うマウスガードというと、お湯につけて
自分で成形するタイプや既製品を思い浮かべる方もいると
思います。しかしこれは
おすすめできません!!
異物感が大きく使い続けるのが苦痛になりやすく、咬み合せを
悪くしてしまうこともあるからです。
歯科で製作するマウスガードは、お口の型を取って作る
カスタムメイド。お口にピッタリ合うので、違和感が少なく、
無理なく使い続けることができます。
激しくぶつかるラグビー用ならば、厚みを加えクッション性を
持たせますが、ウエイトトレーニング用であれば薄く小さくする
など、用途別の製作が可能なのも歯科のカスタムメイドの大きな
メリットです。
また、装着時間の長いナイトガードは、透明な素材でできた、
就寝中に外れない薄く硬めのものを作ってもらうといいでしょう。
知覚過敏になった時にしっかり治療を受けることはもちろんですが、
歯を痛める過剰な力から歯を守ることも大変重要です。
歯科のカスタムメイドのマウスガードやナイトガードの快適さを
ぜひ、体感してみてください。
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