« よこやま通信 NO.193 | トップページ

2022年8月 4日 (木)

よこやま通信 NO.194

Bg_himawari_hatake

医院長の穣です。

夏は持病のアレルギーから解放される数少ない私のせっかくの

癒し期間なので、夏なのに?夏だから?やたら増えているコロナ

も気になりますが、感染対策万全にして、おっかなびっくりでも

出来そうなことを考えたり妄想したりして楽しんでおります。

Pyoko7_asagao-1 

かぶせが外れて、何回つけてもすぐとれる、この様なケースの

ほとんどで残りの歯質が圧倒的に少ない状態になっています。

実はかぶせものを長持ちさせる為に重要な要素の一つに、

残りの歯の量(残存歯質)があります。

この残存歯質がなければ、かぶせは土台とともに歯根に

突き刺さっている状態で接着させているので、外れやすく

なるのです。

 

一般的には歯茎の上に歯質が最低でも1.5mm以上残って

いる必要があります。そして、特に上あごでは歯の内側

(舌側)に歯質が残っていることが重要になります。

少ない歯質を増やす為に二つの方法が現在では有効と

考えております。

 

歯茎を切って出ている歯質を増やす方法

(歯冠長延長術=クラウンレングスニング)

歯を引っ張り出して出ている歯質を増やす方法

(矯正的挺出術=エクストルージョン)

の二種類があります。

 

今回はエクストルージョンについてご説明いたします。

 

具体的には、歯を引っ張り上げるためにハンガーフック

の様な装置を歯根側に取り付けます。

そして、それを通常は咬み合せ面方向に引き上げる

為のワイヤーを取り付けて準備完了です。

あとは、ゴムをかけてゴムの力で引っ張り上げます。

 

エクストルージョンに必要な治療期間

1週間から10日の割合でゴムを交換することを3~5回

程繰り返します。その後、後戻りしないように1ヶ月程

固定しますので引っ張り上げるのに合計2ヶ月程時間が

かかります。ただし、後戻りの心配のないケースでは

1ヶ月で終わることもよくあります。

引っ張り上げた後は、歯肉も一緒について上がってくる

為、歯肉ごと再利用したり後の治療の障害になる場合は

その歯肉を切除する場合もあります。

 Teeth_kinba

エクストルージョンメリットデメリット

メリットは、歯質が増えることで外れにくい被せ物が出来る

ことです。特に、歯質が少ない歯にセラミックを装着する

場合、少しでも長持ちさせる為に必須の治療になります。

また、虫歯が深すぎて抜歯が必要なケースも

エクストルージョンをすることで抜歯を回避できることも

あります。あと、どうしても保存が不可能な状態で、

インプラントによる人工歯根への交換が必要なケース

では手術前にこのエクストルージョンを実施することで

インプラント手術の条件をより良い条件に変更する事が

できる場合もあります。しかも当院ではこの

エクストルージョンも矯正専門医監修のもとで進める

ことができます。

 

デメリットがあるとすれば、幸運にも保存できた歯根が

短くなることです。

骨から引っ張り出すので、当然埋まっている歯根が

短くなります。つまり短い歯根の歯には適応できません。

あと健保が適用にならないところでしょうか。

Tooth_ha_pikapika 

お役に立てそうな患者様には治療計画の一環として

ご相談させていただくケースも増えて参りましたので、

今月号の紙面をお借りしてご紹介させていただきました。

今後とも横山歯科・矯正歯科医院をご愛顧のほど宜しく

お願い致します。

 Pyoko8_senpuuki

 

« よこやま通信 NO.193 | トップページ

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« よこやま通信 NO.193 | トップページ

無料ブログはココログ