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2020年8月 9日 (日)

よこやま通信 No.170

X_egi6za盛夏の候、皆様にはWithコロナもものともせず、

横山歯科・矯正歯科医院をご利用いただき心から深謝いたします。

徐々に日常が戻ってきているように思われます。それに合わせて暑さが身にこたえる季節となりましたが継続してみんなで協力してコロナ禍の終息を目指していきたいですね。Ymkwno3g

次の夏はオリンピックをぜひ観戦したいです。

 

このひと月ほどの間で、ご来院頂いている皆様方のお口の中にヘルペスを疑わせる所見を目にする機会が増えているように思います。疲れるとヘルペスという水泡が唇にできるという現象は、通常は宿主の危機が生じると再活性化し、他の宿主を求めて体外に放出されるという現象の1つです。人のヘルペスウイルスは8種類知られていますが、この中でも労働による疲労にはヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)が良く反応し、基礎疾患がある場合の疲労にはHHV-7が反応することを東京慈恵会医科大学の近藤一博先生の研究グループが報告されました。このことは逆に疲労によるヘルペスウイルス再活性化のメカニズムを解析すれば疲労の分子メカニズムを解明することが可能になることを示しています。HHV-6の再活性化機構を詳細に検討することで疲労因子を同定することが可能となりました。この因子は、マウスに不眠や水泳などによる疲労を与えると様々な臓器で発現が亢進することと、この因子を遺伝子導入によって発現を誘導するとマウスの自発運動量が低下することから疲労という現象の中心的な働きをする因子であることがわかりました。

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またこの因子の働きを抑制する因子も疲労負荷によって発現が亢進することがわかり、この研究が疲労のメカニズムの解明や疲労回復法の開発を可能にするものと考えられます。

疲労によって再活性化するHHV-6は脳内に潜伏感染するという性質が挙げられます。実際に赤ちゃんの頃に多くの人が突発性発疹という40℃近い発熱と発疹を伴う感染症になりますが、この突発性発疹の原因がHVV-6なので我々の頭の中にはすでに潜伏感染しているということになります。さらにこのHVV-6の再活性化時に発現が誘導される潜伏感染遺伝子タンパクSITH-1は発見されました。併せてこのSITH-1に対する抗体がうつ病などの気分障害者で特別に検出されることやSITH-1を脳内で発現させたマウスが気分障害者同様の行動異常を示すことが見いだされ、疲労によるHHV-6の再活性化がうつ病などを引き起こす可能性が示されました。まさに心の風邪と言われているうつ病はだれが発症してもおかしくないということです

 
我々はコロナ禍のストレスを感じながらも毎日行わなければならない仕事や日常生活の営みを止めてしまうわけにはいかないので平時以上に疲労するのは避けられません。このような状況下だからこそあえてちょっとした違和感を見逃さないでいただきたいです。


今の状況をどう感じ取るかは決して周りと比べないで、他人に迷惑をかけない範囲で自分の心と体の安心を確保
していただくことも大切だと思います。X4wetibw

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