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2020年3月 3日 (火)

よこやま通信 No.165

歯周病が全身に及ぼす影響

 

歯周病とは、細菌感染による炎症性疾患です☔

歯と歯ぐきの境目に汚れ(歯垢、プラーク)が付着したまま歯みがきが行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し、歯ぐきの辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。

この炎症が進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの境目が深くなり、最後には歯がぐらぐらになり、抜かなくてはならなくなります。

 

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歯周病と心臓疾患・脳血管疾患

 

動脈硬化による心筋梗塞、狭心症

動脈硬化は不適切な食生活、運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされてきましたが、別の因子として、歯周病などの細菌感染があげられます。

歯周病原因菌の刺激により、動脈硬化を誘導する物質が血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)をつくり、血液の通り道が細くなります。そのプラークがはがれて血の塊ができると、その場で血管が詰まったり、他の血管の細い所で詰まります。

心筋梗塞、狭心症は、この動脈硬化により、心筋に血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまい、心筋に血液がいかなくなることで起こります。

 

脳梗塞

脳梗塞とは、脳の血管のプラークが詰まったり、頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んできて、脳血管が詰まる病気です。歯周病の人は、そうでない人の2.8倍、脳梗塞になりやすいと言われています。血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方には、動脈硬化予防のためにも、歯周病の予防や治療は重要です。

 

 

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歯周病と糖尿病

糖尿病とは、インスリンという膵臓から出る血糖を一定の範囲におさめる働きのあるホルモンが十分に働かないために、血液中を流れる糖が増えてしまう病気です。血糖値が高いまま何年も放置すると、心臓病、失明、足の切断などが起こります。

歯周病は糖尿病の合併症の一つと言われています。実際に糖尿病の人は、そうでない人に比べて、歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという調査が複数報告されています。

また、歯周病になると、糖尿病の症状が悪化するという逆の関係性も明らかになってきました。歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられるようになり、歯周病治療で糖尿病が改善することもわかってきています。歯周基本治療後にHbA1c(食事や運動などの影響を受けない過去1~2ヶ月の血糖の平均値)が0.4~0.7%低下すると言われています。この効果は経口血糖降下剤の1剤分に匹敵します。

また、2019年の糖尿病診療ガイドラインには、「2型糖尿病では、歯周治療により血糖が改善する可能性があり、推奨される。〔推奨グレードA〕」と明記されています。

 

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上記以外にも歯周病が全身に影響を与えることが昨今の研究で明らかにもなってきています。

全身の健康のためにも、定期的に歯科を受診し、口腔ケアを受け、毎日の正しい歯みがきで歯周病を予防しましょう‼‼

 

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