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2019年11月12日 (火)

よこやま通信 NO.161

「噛めば噛むほど健康にいい」はウソ!?

 

 食べ物をよく噛むことによって唾液の分泌が促される、咀嚼筋が使われる、

脳に刺激が伝わるなどから「噛めば噛むほど健康にいい、小顔になる」などといわれています。

 

 しかしこれは本当なのでしょうか?

 

 そもそも顎関節は人体の中でも特に複雑な動きをする関節で、負担がかかりやすくできていることから、

かみ合わせも顎関節の状態に大きく影響を受けています。

 ですから、あごに痛みがあったりかみ合わせに問題があったりする人は、

むしろ「噛みすぎること」に注意して頂きたいのです。

 

また、咀嚼筋のうち咬筋、内側翼突筋、側頭筋といった「閉口筋」(口を閉じる動きで使う筋肉)は

噛むことで発達し、閉口筋が強くなり過ぎると「閉口障害」といって口が開きにくくなって

しまいます。ストレスマネジメントのためにガムを咬む人も多いと思いますが、

咀嚼力の強い人やあごに痛みのある人はほどほどにしておくほうがいいでしょう。

「硬いものや噛み応えのあるものを食べた方がいい」との定説もあります。

 

 現代の日本人が戦前に比べて食生活が豊かになり、硬い物を噛まなくなったため

あごが細くなったことを受けてこういわれるようです。

 しかし、これもケースバイケースです。

「硬いせんべいを食べて歯が割れた!詰め物が取れた!」という

患者さまは多くいます。またサキイカやビーフジャーキーのような弾力のある食材も、

何度も噛まなければならず、人によっては顎関節に負担となることがあります。

 

やはり必要以上に硬い物や弾力のある物を食べないほうがいいのです。

 

 とはいえ、歯を摂食させず、口も開けたままで暮らすこと。

 つまり口呼吸をすすめているのではありません

口呼吸だと口から吸引した空気が直接喉に届き、のどの粘膜が

さまざまな病原菌にさらされることになります。すると病原菌が体内に

入り込みやすくなってしまいます。

 

 さらに口呼吸をしていると口腔内が乾燥し、プラークなどがこびりつきやすくなって

虫歯や歯周病のリスクが高まったり、歯肉炎、舌苔(舌の表面にできる白色

または黒っぽい茶色の苔状のもの)歯周疾患、不正咬合(開咬)の原因になるなど

さまざまなダメージを及ぼします。

 

 

 

 

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