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2019年2月 9日 (土)

よこやま通信 No.152

医院長の譲です

今年もインフルエンザの流行する時期になりました

予防接種を受けていても発症してしまう事実は、私自身が身をもって経験いたしておりますので、当院の患者の皆さんには何とかして有効な予防方法の提案が出来ればと考えております。

因みに昨年はインフルエンザが大流行となりましたが、今年は昨年を上回るペースで拡大しており、記録的な流行が懸念されているようです

インフルエンザ対策として手洗い・うがいの徹底やマスクの着用などはよく言われますが、

意外にも「歯磨き・口腔ケア」が予防効果を高めることはあまり周知されていません

口腔内の細菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素(プロテアーゼやイノラミニダーゼ)を出すため、口腔を不潔に保っているとインフルエンザに感染しやすくなります。

また、歯周病による炎症もウイルス感染を促進させるとの報告もあります。

さらに、インフルエンザウイルスは口腔内雑菌の出す「ノイラミニダーゼ」(NA)という酵素を介して増殖すると考えられています。

タミフルやリレンザなどはそもそもNAの働きを防げることでウイルスの感染拡大を防ぐ抗インフルエンザ薬です。

実際に奈良県歯科医師会の調査では、介護施設で歯科衛生士が高齢者に対しブラッシングや舌みがきの指導を実施したところ、通常の歯磨をしていた施設に比べてインフルエンザ発症率が10分の1に激減することが示されました。

また、杉並区の区立小学校では洗面台を増設、お昼休みの歯磨きを促進する運動をおこなったところ、インフルエンザによる学級閉鎖は半分近くまで減少したとの報告もあります

インフルエンザの流行の予測が困難になっており、薬剤耐性ウイルスの問題も深刻化しているようです。ワクチンや薬剤にたよらない新たな感染予防および重症化対策を検討しないといけませんね。

このような予防対策の一環として、ぜひお口の中の細菌の数を減らすことでイノラミニダーゼ(NA)の量を積極的に減少させることができる歯磨きと口腔ケアを積極的に取り入れていただくことを強くお薦めいたします。

寒い冬こそ、こまめなお口のメンテナンスですね

特に定期的に通ってくださっている皆さんはメンテナンスの期間をこの時期は変更してみるのも有効かと思われます。

不幸にもインフルエンザに感染してしまったら、治療はやはり内科にお任せするしかありませんが、予防のためにはぜひ歯科医院も大いに利用して頂いて健康を維持して頂き、せっかくですから冬ならではの楽しみも満喫して頂けたら医療従事者として大変うれしく思います。

遅れましたが、今年も横山歯科・矯正歯科医院をご愛顧よろしくお願いいたします

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